キャンプ中に突然熊に遭遇してしまったら、どのように対処したらいいのでしょうか?
熊と遭遇してしまったときに備えて、熊よけ対策グッズを準備するのがおすすめです。
どんなグッズを準備したらいいかお悩みの方のために、キャンプの時におすすめの熊よけ対策グッズをまとめました。
キャンプの熊よけ対策グッズおすすめ9選!
熊よけ対策グッズにはどのようなものがあるのでしょうか?
熊よけ対策に便利なグッズの特徴や使い方、メリット・デメリットをまとめました。
音を出して熊に人間の存在を知らせよう
熊対策として広く知られているのが、音を出して人間がいることを熊に知らせる方法です。
手軽で簡単に使えるグッズが多いので、お守りとして準備しておくといいですよ。
1:ホイッスル
アメリカの沿岸警備隊の規格で作られた、船舶用のホイッスルです。
大きく高い音が出るため、熊よけや緊急用としても有効なホイッスルになります。
使い方
熊に存在を知らせるために、ホイッスルを吹いて音を鳴らしましょう。
カーブなど、視界が狭い箇所で鳴らすといいです。
メリット
- 価格も手頃で、軽いので年齢性別問わずに使える
- 首からさげられるので、すぐに使用できて無くしにくい
- 熊よけだけでなく、緊急用や仲間との連絡用にも使用できる
デメリット
- 口をつけるので、他人との共有は衛生的ではない
- ホイッスルを吹く人によって、音の強さや大きさが変わってしまう
2:電子ホイッスル
多少の雨でも防ぐ生活防水仕様になっています。
3種類の音と音量の調節ができるので、用途やシーン別で切り替えができます。
使い方
ボタンを押して音を出してください。
ホイッスルと同様、音を出して熊との遭遇を未然に防ぎましょう。
熊に遭遇した場合にも、大きな音で熊を驚かし追い払う効果も期待できます。
メリット
- ボタンを押して音を出すため、ホイッスルに比べると衛生的で、他の人も使用できる
- 口を使わないので、電子ホイッスルを使用しながらでも他の人に指示したり、相談ができる
- 熊よけでなく、スポーツのホイッスルの代わりにも使用が可能
デメリット
- 電池を入れないと作動しないので、事前に電池の確認が必要
- ホイッスルに比べると高価
3:熊よけ鈴
フックをリュックなどにかけて、吊り下げ使用できます。
高音で響きの良い音が出ます。
使い方
リュックやズボンなどにさげて使用してください。
鈴の音で熊に人間の存在を感じさせることができます。
メリット
- 安価で簡単に誰でも使える
デメリット
- 人馴れしてしまっている熊には効果がでにくいことがある
4:ラジオ
充電方法が4つもあり、ラジオだけではなく懐中電灯、SOSアラートなどの機能もあります。
使い方
ラジオを流して熊に人間がいることを知らせましょう
メリット
- 防災ラジオならキャンプの時の熊よけだけでなく、災害時などでも使用できる
デメリット
- 周りに人が多い場合は、騒音などにもなるので音量に注意が必要
音を出すということは、「熊に人間がここにいるよ!」ってことを知らせるためなんだ。
音を出すものもいろいろあるから、自分のキャンプのスタイルに合わせて選ぶといいね。
臭いで熊を寄せけずに身を守ろう
できれば熊には会うことなく、キャンプを楽しみたいですよね。
熊の嫌いな臭いを使って熊をよせつけないようにする方法もあります。
5:熊よけ線香
唐辛子粉末を練り込んでいるため、獣の嗅覚を刺激します。
害獣対策、害獣除けにおすすめです。
線香の厚みがあるので、多くの量の煙が出ます。
使い方
専用の「携帯防虫器」にセットし、点火して使用します。
刺激臭が強いので、直接煙を吸い込まないように注意し、屋外で使用してください。
周辺に人や家畜がいないことを確認してください。
メリット
- 蚊取り線香と同じ使い方なので、簡単に使える
- シカ・イノシシ・タヌキ・イタチ・ノラ猫など、幅広い動物に効果がある
デメリット
- ペットも利用できるキャンプ場では使用できない
- 臭いと煙が強いので、人が多い場合には使用が難しい
6:ウルフ尿
シカ、クマ、イノシシなどの天敵であるオオカミの尿100%の動物除け液体を布に染み込ませてあります。
使用しているのはオオカミの尿だけなので、自然に優しい天然の動物除けです。
使い方
袋の下の切り込みの部分2ヶ所を切り取り、吊るして使用する。
地面から30〜60cmの高さ、エリアを3〜6mおきに囲むように設置すると効果的です。
メリット
- 開封して吊るすだけで設置が完了するので簡単
- 屋外での使用はほとんど臭いを感じない(個人差あり)
- 添加物など配合されていないので自然に優しい
デメリット
- キャンプ場によっては吊るす場所がないときは設置が難しい
- 小さいお子さんがいる場合は取り扱いに注意が必要
熊が嫌いな臭いがあるんだね。
臭いで熊を予防できるならお手軽かも。
でも人の多いキャンプ場だったらちょっと使いづらいこともあるのかな。
使う場所はよく考えたほうがいいかもね。
もしも熊に遭遇したら!?熊撃退グッズ
音や臭いで対策をしていても、熊に遭遇してしまったら…
熊を驚かせたりして撃退するためのグッズもあります。
しかし、返って熊を刺激してしまうこともあるかもしれないので、まずは逃げることを考えましょう。
7:熊撃退スプレー
レバーを押すと圧縮された唐辛子エキスが噴射され、その強力な刺激で熊を撃退できます。
噴射距離は5〜9m。噴射持続時間は5〜7秒になります。
使い方
熊に襲われそうになったとき、熊の顔を狙って噴射します。
スプレーの噴射距離を事前に確認し、噴射できる距離まで熊に近づきましょう。
噴射持続時間が5〜7秒と短いので、狙いを外さないように気をつけましょう。
メリット
- ある程度離れたところから、攻撃してきそうな熊に使用できる
- 熊以外の大型動物にも使える
デメリット
- 価格が高い
- 熊に遭遇しない限り使用機会がない
- 噴射持続時間が短く、短期決戦で使用しなければいけない
8:おどし玉
点火して熊の近くになげると、爆竹のような大きな音、光、臭いで撃退します。
使い方
導火線に点火し、すばやく熊の近くに投げてください。
点火後、4〜5秒で破裂し大きな音が鳴ります。
メリット
- 熊に近づかなくても離れた場所から投げることができる
デメリット
- 火をつけないと使用できない
9:ナイフ
ほどよい大きさで、アウトドアのさまざまシーンで大活躍してくれます。
レザーの収納ケース付きなので、使わないときは安全に保管できます。
使い方
もしも熊に遭遇してしまい、熊が近づいてきたときは、ナイフを持って大きく振り回しましょう。
手を大きく動かすだけでも、熊が逃げていくこともあります。
ナイフで熊を攻撃することが目的ではないので、まずは避難することを考えてください。
メリット
- ナイフは熊よけ専用グッズではないので、キャンプや防災時にもあったら便利なグッズ
デメリット
- 使い慣れていないと扱いが難しい
熊撃退グッズがあれば心強い!
もしも熊を目の前にしたら、きっと慌てちゃうから、事前に使い方をマスターしておいたほうがいいね。
熊よけ対策の最新アイテム情報まとめ!
熊よけ対策グッズの使い方や特徴などをみてきました。
その他の最新熊よけ対策グッズをご紹介します。
フロンティアーズマン ベアホーン
スプレー缶にメガホンがついており、ボタンを押すと大きな音がでます。
他の音対策グッズと同様に、音を出すことによって熊に人間がいることを知らせたり、遭遇時に熊を追い払効果が期待できます。
コンパクトで簡単に大きな音がでるのは、女性や子どもでも使いやすいね。
SERENA 熊除け 熊撃退 熊を寄せ付けない ベア アラーム
ボタンを押すだけで、120DBもの大きなアラームがなります。
片手で持てるくらいの大きさで、操作も簡単なので子どもでも使用することができるグッズです。
またLEDライトもついているので、夜間に熊に遭遇した際に熊に向けると驚いて逃げ出します。
大きな音や光がでるのは、災害とかで救助が必要なことを知らせるのにも使えるよね。
熊よけ対策グッズって災害時に使えるものが多いから、災害時を想定して準備ができると一石二鳥だね。
まとめ
どうしてもキャンプ場は、山林などの熊が出没しやすい場所にあるところが多いです。
キャンプの際には、「きっと自分は大丈夫だろう」とは思わずに、万が一に備えて熊よけ対策グッズを準備することをおすすめします。
熊よけ対策グッズといっても、種類がいろいろあるので、その特徴や使い方から自分に合ったグッズを選んでください。
ただしグッズがあるから絶対大丈夫とは思わず、熊の出没しやすい場所や季節・時間帯などを事前に調べることも必要です。
もしもに備えながらキャンプを思う存分楽しみましょう!!