後生掛キャンプ場は十和田八幡平国立公園にある、ブナの原生林に囲まれたキャンプ場。
周辺には高山植物の咲く大沼湿原や、温泉施設、歴史のある湯治場が多数あります。
そんな後生掛キャンプ場はクマの生息地に近いため、クマの目撃情報がありました。
後生掛キャンプ場にはクマが出る?
クマと遭遇しないためにできることは何?
後生掛キャンプ場でのキャンプを安全に楽しく過ごすために、事前にクマについての情報があると安心です。
こちらの記事では、後生掛キャンプ場のクマ事情・対策と実際にキャンプをされた方の評判、口コミ、体験談をまとめていますので、気になるあなたの参考になったら嬉しいです。
後生掛キャンプ場は熊が出る?
クマの出没情報
後生掛キャンプ場はクマの生息地の中にあると言っても過言ではないため、周辺でクマの出没情報が多数あります。
2013年には、キャンプ場でもクマ被害が出てしまったため、しばらくの間は宿泊の利用規制を行っていたようです。
毎年7、8月は湿原に多く生育するミズバショウの実を食べにクマが現れるようで、目撃されることが多くなります。
このようなことから後生掛キャンプ場では、キャンパーたちに食べ物の管理の徹底をお願いしています。
●ツキノワグマ対策●
ここでキャンプをするときは、人間の方が注意しなければいけないマナーがいくつかあります。
このマナーを守れば、ツキノワグマがキャンプサイトに近寄ってくるリスクを大きく軽減することができます。
①わずかな時間でも、食料匂いのするものを放置してサイトを離れない、就寝時には全て片付ける。
②ゴミは全て管理棟地階のゴミ箱に捨てる
③テント内で調理をしない、また食料等を保管しない。
④食料は匂いを密閉した上で車の中、もしくは管理棟内に保管する。(管理棟内に食料保管用の棚があります。)
⑤夜間歩くときは周囲にクマがいないか注意し、照明を持って行動する。
⑥管理棟や炊事棟トイレの扉は、開けたら必ず閉める。
人慣れクマをつくらないために
ツキノワグマは本来大人しい動物で、積極的に人間のいるところに近づいてくることはありません。
しかし、人間の不注意でキャンプ場のおいしい残飯を食べてしまったクマはどのような行動をとるか予測がつきません。
このようなクマを「人慣れクマ」と呼んだりします。
「人慣れクマ」は度々キャンプ場に現れるようになります。
キャンプ場が栄養価の高い食料を容易に入手できる場所であると学習してしまうと、多少の危険を顧みなくなります。
しだいに、人間の存在にも慣れて恐れなくなります。
「人慣れクマ」は多くのキャンプ場利用者にとって驚異であり、キャンプ用品や食料の被害にとどまらず、最悪の場合人身被害に発展します。
キャンプ場は一時閉鎖を余儀なくされ、被害を出したツキノワグマは射殺されることもあります。
食料管理の徹底のほか、熊鈴やラジオ等もあるとより安心して過ごせます。
人間とツキノワグマが共存していくためにも、マナー厳守でキャンプを楽しみたいですね。
後生掛キャンプ場 基本情報
■住所 秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林地内
■期間 6月~10月末
■料金 フリーサイト大人1人400円、小学生以下100円、バイク100円、車400円
■チェックイン 9:00~19:00
■チェックアウト 翌12:00
■車両乗り入れ バイク可能
■ゴミ 捨てられる
■買い出し 事前に
■お風呂 徒歩数分に大沼温泉、後生掛温泉(400円)あり
■備考 ペットはつないでおくこと
後生掛キャンプ場の評判や口コミ・体験談を紹介!
実際に後生掛キャンプ場でキャンプをされた方の評判や口コミ・体験談をご紹介します!
設備が整っていてレンタル品、販売品充分だと思います。
少しサイトが狭いです。
場所によってはテント+タープは無理かも…。
近くに温泉もあり、割引券がもらえます。
サニタリー棟も三ヶ所あり、不自由なく利用できます。
熊注意の場所ではありますが、管理者が言うことを守っていれば大丈夫だと思います。
Googleレビューより引用
ブナ林に囲まれた静かな快適なキャンプ場でした。
設備だけでなく、感染対策もきちんとしていました。
利用者たちもマナーを守っていました。
八幡平周辺でのキャンプには最適ですが、コンビニなどはないので町で済ませてから来てください。
トイレは清潔で夜間もライトがきちんとつきました。
水道は山の湧水だと思いますが美味でした。
テントサイトはゴミもなく、整地されています。
熊の生息地に近いので、食べ物などの管理はきちんとするように指示されます。
なっぷより引用
後生掛キャンプ場はブナ林に囲まれた場所で、夏でも涼しく快適に過ごせるようです。
夜には満天の星空も楽しめそうですね。
皆さん管理者側の言うことを守って、クマに気を付けながらキャンプを満喫しているようでした。
まとめ
後生掛キャンプ場は熊が出る?評判や口コミ・体験談をお伝えしてきました。
- 後生掛キャンプ場はクマの生息地に近いためクマがよく出没する
- クマを呼び寄せないためにもキャンプ場が呼びかけている食べ物の管理を徹底する
- 熊鈴やラジオ等もあるとより良い
キャンプ場を利用する私たちも、山の中で暮らすクマたちも、同じ自然を利用しているという点で、密接に繋がっています。
お互いが良好な関係を保つために、マナー厳守で大自然を満喫したいですね。